東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

印面を小さく加工した落款印

2018年04月28日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。


先日、ご来店のお客様で「印鑑が小さいのは持ちにくいので大きくて、しかも印影は小さくしたい。」という方がいらっしゃいました。指の力が弱いのでしょうか、ご持参の、一辺が6ミリの正方形の落款印を手に持って捺すのは苦手のようでした。

そこでご提案したのは、一辺が12ミリの正方形の印材の印面(文字彫刻面)を加工して、1辺6ミリの正方形を作ることでした。通常、印面の深さは1ミリ程度ですが、正方形の外側部分は、3ミリ程の深さに加工しました。傾けて押捺した場合に、紙に不要な朱肉が付かないためです。

仕上がって取りにお見えになって、実際に捺していただきました。「この大きさなら捺しやすい。」と言っていただけました。ご希望に合うものを作れて、職人冥利、商人(あきんど)冥利を感じることができました。


    ▲印材は一辺12ミリで、彫刻面は一辺6ミリの正方形になっています。
     商品の掲載はご注文主のお客様のご了解をいただいています。



     ▲真横から見た印材です。材質はつげ材です。手前にあるヘコミ部分は
      指型(ゆびがた)といって捺す時に上がわかるために印(しるし)です。



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