東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



札幌から花押印のお客様

2011年11月22日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、北海道の札幌からのお客様が見えました。たまたま東京に用事があり見えていたところ、当店のホームページで『花押印』を見つけてご注文でご来店なさいました。ご自分の分と、お友だち分も含めて3本のご注文でした。

フルネームを書いていただき、下のお名前の1文字を花押印の文字に取り入れることにしました。もし、下のお名前が2文字だった場合、ご本人のお名前の特徴をより示している文字を選ぶようにしています。例えば、「太郎」さんだったら、「郎」より「太」ですし、「健一」さんだったら、「一」よりも「健」という具合です。

『花押』は書き判とも言われて、筆で手書きをしていました。手書きをしなくてもよいようにしたものが『花押印』です。捺(お)せば、書いたものと同じようになるわけです。このお客様、12月から留学なさるとおっしゃっていました。外国で『和』の文化が知られていくのを期待しながら彫刻をしたいと思います。


▲花押印の見本です。左は徳川家康のもので作風は「明朝体」です。
右は源頼朝のもので、作風は「二合体」、「頼」の偏と「朝」の旁が1文字に
合体しています。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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