東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



机の中の大掃除

2008年12月16日 徒然(つれづれ)なるままに・・・


──── 八王子で印鑑を作り続けて100年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日の日曜日、店の机の中を片付けました。
不必要な物がかなり、埋まっていました。2種の紙袋を下に置いて
可燃物、不燃物と分けながら要らないものをどんどん入れていきました。

そんな中、物としての機能は確かに終了したが、“捨てたくないなあ”という代物が
出てきました。使い切った墨と朱墨です。

朱墨は、初めに印鑑の彫刻面に塗ったり、文字を書いているときの修正、黒水牛の文字仕上げ時に、印面に打ったりという使い方ですが、黒の通常の墨に比べれば減りは少ないです。通常の墨は和封筒にお客様の名前を書いたりもするので、印鑑以外の場所にも使います。

見習い修行時代(25年以上も前)も含め、今までの仕事の汗や思いが、この墨の中に込められているなあ、という感想を強く持ちました。


▲多くの使い切った墨。朱墨は2代目を使用中。右端は現役の墨。これももうすぐ寿命です。

楽善堂のホームページ
https://rakuzendo.com


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