東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



楷書の実印

2013年02月19日 印鑑の文字

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今日は朝から雨模様になりました。小雨ではありますが氷雨(ひさめ)です。先日、実印で『楷書』でというご指定のお客様がありました。広島県、尾道市の方で象牙の印材をご送付、書体の指定がありました。

店頭で接客していてもお客様の方から書体をご指定になることはあまりありません。お使いになる用途をお聞きしてから、仕事でお使いになるなら判読し易い書体、銀行印、実印など、ご本人様だけが分かればいい場合は篆書体、吉相体をご提案しています。基本的にはお客様のお好みを大切にいたしますが、まず店としては仮のご提案をしないと決めにくい部分があるかと思います。

時折は、印鑑の押し型の用紙をお持ちになり、これが気に入っているのでこんな書体で、という方もあります。その場合は、書体、作風(文字の太さや線質など)を似せて作らせていただきます。

実印で楷書はほとんど出ないご注文です。一方で、「他の人と違う書体の実印がいい」というお好みならば、一番でお薦めの書体になります。『印鑑』も人柄を示すものですから、お客様のご指定、ご希望にはご相談に乗りつつ対応していきたいものです。



▲左から、楷書、行書、草書の実印です。
(草書の文字は「佐野清松」。店頭見本帳より抜粋)
楷書や行書は職人の文字の巧い、下手が
はっきり出る書体です。


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