東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

横浜市から象嵌のお客様

2011年02月04日 印鑑の文字

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今日は、暦の上では立春です。いつものように寒い朝でしたが日中は暖かくなるそうです。

先週、横浜市から車を飛ばしてご来店のお客様がいらっしゃいました。2年前に私のブログで紹介した、象嵌(ぞうがん)細工の印材をご覧になりたいとのことでした。象嵌とは、象(かたち)を嵌(はめこむ)というもので、印材に、宝船や山水の風景などの図柄を薄い金銀などを嵌(は)めこんだものです。主に、象牙の印材に細工をしますが、象嵌の象には象牙の意味はありません。別の素材に嵌めこんでも“象嵌”です。

山崎民生(みんせい)さんという、象嵌の職人さんがいました。かなり前に仕事は引退したと聞いていましたが、つい先日問屋の社長に聞いたら、もう他界なさったとのことでした。ご健在の時にお住まいの墨田区の向島まで出向き、無垢の象牙印材を持参して、細工をお願いをしました。気持ち的に半分は、私のコレクションで持っておりました。

ブログを見てくれた横浜のお客様が、これをご覧になり、お気に入ってくれてご注文になりました。コレクションを手放すのは寂しい気持ちも少々ありましたが、大切に保管しておいてよかったな、と思いました。


▲象嵌細工の象牙印材です。左から、山水風景、宝船、恵比寿様です。


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