東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



黒澤 明監督の篆刻作品

2014年07月18日 印鑑の文字

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、近くで鮨店を経営する友人から、映画監督、黒澤 明さんの篆刻作品のコピーをいただきました。文化系の月刊誌に出ていたそうです。右上に説明文章があり、「『明』という名前を図案化して映画で甲冑や旗印に使っていたが、篆刻では、より大胆にデザインし、黒澤自らが彫っている。『明』だけでなく、『黒澤』の図案化も試みている。」と書いてありました。

大胆にデザインし、という解説のとおり、実用の印(いん)ではなく、芸術作品の印(いん)になっています。下から2段目の右端、英文字でA.Kやその隣の2作品、明(2作品とも刻字は『明』です)は個性豊かな作品です。 最下段の中央、右下の箇所の「印」の文字だけが朱文、周りが白文という作品も面白いと思いました。

上から2段目の右側、左上から縦書きに『黒澤明印』の印文ですが、『印』の文字の形のセンス、外枠を付けて十文字に文字割線を描いているあたり、かなり多くの篆刻作品を見てきたのではと、思わせます。さすが『世界のクロサワ』と言われる名監督の篆刻作品です。


▲黒澤 明監督の篆刻作品です。芸術作品と言ってよいでしょう


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