東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



お手頃な落款印

2010年10月15日 印鑑の文字

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今年の秋は涼しくなるのが遅く、昨日あたりでもまだ上着が不要、ワイシャツのみで店に居りました。

樹脂で印面を作ってある落款印のご紹介です。本格的な落款印は石材で作りお値段はおよそ10ミリの正方形で6000円、つげ材でも4000円はかかります。“樹脂”というとイメージが出てこないかもしれませんが、半透明のゴム印と思っていただければ近いものがあります。

下記にあるように多種の大きさ、書体、作風をご提供できます。お値段も手頃で一辺が16ミリの正方形なら、2200円で作成できます。先日、お一人のお客様で12本、この落款印をご注文の方がいらっしゃいました。書道塾の生徒さんが作品に捺すものとのことでした。

落款印の落款の語源は落成款識(らくせいかんし)です。何かの作品が落成(完成する)した時に捺すわけです。まさに書道や絵画の作品に捺すのは、正道(せいどう)の使い方です。でもあまり堅く考えずに、葉書や便箋の文末にさり気なく正方形の小さな印を捺す、こんなお洒落を楽しむ、という感覚でいいと思います。


▲上記の番号で005、006は竹印の形を真似たものです。005は白文(文字が白抜き)の作風になります。「サイズ見本」の大きな枠内で
右上、「竹翠」と右から左に彫ってある印です。白文は落款印の場合のみで、実印や銀行印には使わない作風です。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページ
https://inkan-reform.com






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