東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



ゴムの角印

2009年08月11日 印鑑の素材

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

一昨日、八王子まつりは無事に終わりました。きのうは町会貸出し袢纏(はんてん)をクリーニング屋さんに取りに来てもらいました。大人用19着、子供用19着の貸出しでした。あとは、個人の名入り袢纏で各人に管理してもらっています。

印鑑で必ず硬質(象牙や黒水牛、つげ材など)でなければ受け付けてくれない場合と、ゴム製やシャチハタ式スタンプでも問題ない場合とがあります。前者は、実印、銀行印の登録、法人登記印の登録の場合です。後者は、宅配便の受け取り時に押したり、申し込み書に押す印鑑の場合などです。書類の種類、性質により、シャチハや式の印は不可という場合もあります。

正方形の角型印(角印ともいう)は、硬質に越したことはありませんが、ゴム製の印でも問題なく使用できます。というのは正式に役所や法務局に登記する印鑑では無いからです。ビジネス場面で、見積書や請求書、領収書に押して会社のイメージアップ、信用度アップにつなげるために押すのが角印です。

ゴム印に赤ゴム、黒ゴムとあり、ほとんどが赤ゴムですが、この角印の場合は朱肉でも使えるように黒ゴム(耐油ゴムともいい、朱肉の油に耐えられる)をご提案しています。赤ゴムで朱肉を付けてもその時は使えても、数ヶ月使っているうちに赤ゴムは朱肉の油で劣化してきます。赤ゴムの場合には、朱肉でなく、スタンプ台の赤を使えば長期使用できます。

一辺、21ミリの角印で黒ゴム、4800円、赤ゴム、3800円でお作りしています。


▲左側が黒ゴムの角印、右側は赤ゴムです。下はプラ製のキャップです。


法人角印のページ https://rakuzendo.com/shohin/shohin002c.html

八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com




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