東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



シャチハタネーム印、表示を変更

2013年06月28日 印鑑の業界

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

昨日、今日28日は梅雨晴れ間の日になりました。傘を持たないで外出できるのがありがたいと感じます。気温は26度くらいあっても、湿度が70%前後なので爽やかな気分で居られます。

ナショナルブランドになっている「シャチハタ」のシャチハタ株式会社さんが『ネーム印のブランド表示変更』を行ないます。ネーム印の商品に表示されているXstamper(エックススタンパー) ⇒Shachihata(シャチハタ)の表示に変わります。ホルダーといって指で持つ部分にライトグレーのラインがあり、ここに「Xstamper」の文字が表示されていました。商品名であり、またこのラインが前印(まえじるし)で印鑑の上位置(時計12時の位置)を示しています。このラインを上にして捺印すればまっすぐに捺せます。

シャチハタ社の本社に電話で問い合わせてXstamperの「X」の意味について聞いてみたところ、「誰も見たことも無い未知なる物」の意味で発売当初、命名したそうです。1965年(昭和40年)11月の発売なので、かなり前からこの「Xstamper」は使われていました。数学で使う未知数「x」にやや近い考えです。

「Xstamper」よりも「Shachihata」の方が、消費者の皆さんにはかなり知れ渡った名称なので、わかりやすくなって大変に良いことと思います。表示変更の対象商品は、一番よく店頭で見かける「ネーム9」の他、訂正印の「ネーム6」の他、「ブラック8」「ブラック11」などです。最後にある数字は印面の直径サイズをミリで示しています。

ついでながら「シャチハタ」には2つの意味があり
1.朱肉を使わないでインクが中から染(し)み出てくるスタンプ、浸透印という。
  (広義)
2.メーカーがシャチハタ社で作成された浸透印。(狭義)

メーカーの名前も知れ渡ると商品名になってしまいます。


▲シャチハタ(株)から小売店に来た表示変更の
ご案内です。来月、7月から順次変わっていきます。
ネーム印以外にも多くのシャチハタ製品があります。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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