東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



一辺、36ミリの角印

2014年08月23日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

厳しい残暑が続いています。7月や8月の上旬よりも更に暑く感じます。
お寺さんからのご注文で、材質はつげ材で、1辺が36ミリの正方形の印(角印)がありました。この寸法(一寸二分、36ミリ)は、めったに出ない注文です。会社用の角印は、大きくても24ミリ角印くらいまで、選挙事務所用の角印(木製でなくゴム製のことも多い)でも30ミリ角印の大きさです。

寺院や、神社は格式を重んじるので、やはり伝統に倣い今までと同じ寸法でお作りになると思います。今回のご注文も、今までの印影をご持参になり同じ寸法で、彫る文字を少々変えるという内容でした。

かなり昔のことですが業界で技術大競技会があり(競技会は現在も行われている)、この時に出品した36ミリの角印を思い出しました。普段の仕事では、個人の実印は直径15ミリ、会社の角印は21ミリ角が多い中で、36ミリ角印はやりがいのある仕事でした。


▲36ミリの角印です。これは私の競技会作品で入選の9番でした。
刻字は、広島平和記念公園印 です。


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