東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



小判型の印鑑、サイズは5種

2013年05月21日 印鑑の素材

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

富山市の方から、同型印のご注文がありました。メールが来て「何軒も相談してやっと見つけました。作っていただくことはできませんでしょうか?」と書いてありました。ご本人さん確認、そして印影が家族で別人(例、両親や祖父母)ではなく、ご本人さんのものであることがわかったので、お受けさせていただきました。

仕事の内容が小判型の印でした。小判型の印材、木製のつげ材だと訂正印と通常のサイズ(長いほうで12ミリ)の2種ですが、黒水牛から上のランクなら5種あります。在庫を調べたらお客さまの印影と同じ寸法の印材が見つかりました。

印鑑の専門店として、文字入れ、彫刻に綺麗な仕事をすることは当たり前として、印材のサイズの種類も一通りは、揃えておくこと、大切と思いました。小判型でなく丸型では直径9ミリ以下のサイズはほとんど、注文になりませんが、時折お客様から「このサイズで」というご指示をいただくことがあります。「他の店では9ミリ直径がなくてね。」と言われました。


▲問屋さんの印材価格表です。金額は消してあります。
左端上から3段目、小判 ボキは小判型の訂正印のこと
です。「ボキ」は「簿記」、簿記に捺すので訂正印の意味に
なりました。以下、小判型(楕円形)の長いほうの寸法で
9ミリ、10ミリ、11ミリ、12ミリとあります。
昔の曲尺(かねじゃく)表記で3分、そのあとに
9ミリと表記されているのは、面白いところです。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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