東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



毛筆宛名の御礼状

2016年05月07日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先月の下旬、東京都板橋区のお客様から印鑑リフォームのご注文をいただきました。お母様の形見の印材(印鑑)をお預かりして、リフォームさせていただきました。輪郭の外枠が切れていたので、一度平面にして再彫刻しました。書体は草書で彫ってあり、やはり草書で彫って下さい、というご希望でした。

発送後にお客様からご丁寧な礼状が届きました。宛名は毛筆で書かれていて、裏面の文章も綺麗なペン字で書かれていました。お客様からブログに掲載のご許可がいただけたので、文章の一部をご紹介させていただきます。

「長い年月を経て捨て難かった母の形見を又私が利用出来ます幸せに深謝致します。又知識拙い私の我儘なお願いにも心よくご親切なるご対応をいただき迅速かつご丁寧な御仕事に感じ入りました。(中略) 印鑑ケースもありがとうございました。」

お葉書をいただいて、取り急ぎお電話を致しましたが、筆耕(例、結婚式場の席札書きなど)のお仕事をなさっている方でした。その方から「以前のものより太くしっかりしていて大きく感じます。」とお褒めいただきました。まさに職人冥利を感じることのできた仕事でした。





▲綺麗な毛筆宛名です。手慣れている筆跡です。





▲裏面の文章も綺麗なペン字でした。




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楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html




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