東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



日本狙い、象牙の国内取引禁止

2022年07月22日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 共同通信社さんがネットに出している記事で象牙取引に関するものがありました。タイトルは「象牙、日本狙い国内取引禁止要求」で、11月のワシントン条約締約国会議で、生息地を抱える9か国が、象牙の国内取引禁止を求める決議の採択を目指すものです。名指ししていないが事実上、日本に狙いを定めた内容。条約国会議で投票の三分の二の賛成で採択されれば、日本は方針転換を迫られます。

 一方で、つい一昨日はんこ屋の業界、全日本印章業協会から送信されてきたFAX文書では、「次回のワシントン条約締結国会議の議題内容の中に、直接日本の国内取引に対しての閉鎖を求めるような提案は現時点では確認できておりません。今後とも、種の保存法を遵守して象牙取引を行なって下さい」と書いてありました。

 共同通信社の記事「名指ししていないが」をどのように解釈するか、ですが象が生息しない国で象牙の取引(売買)をしているのは日本だけです。11月のワシントン条約締結国会議の結果を待ちたいと思います。
 全日本印章業協会の言う「種の保存法」とは、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」のことで、はんこ屋の業界の範囲だと具体的には、象牙印材の問屋からの仕入れ、お客様への販売に関して、時期、個数をきちんと記帳しておいて年に1回、経済産業省に報告することが義務付けられいます。

 象牙の印材は、朱肉の乗りもよく鮮明な印影が出せます。質感も重厚感があり重さはつげ印材の2倍はあります。重い分だけしっかりと紙に捺せます。印鑑の材料としては最適と言ってもよいでしょう。象が絶滅しては元も子もありません。過剰な輸入はしない、国内在庫にある象牙の印材を大切に使う、または不要になった象牙の印材をリフォーム(再利用)していく方法がよいと思っています。

共同通信社の記事です。2022.7.12
正規登録店の表示です。当店、楽善堂の店内に掲示してあります。経済産業省、環境省の委託機関に登録申請をして、五年ごとに更新の手続きをします。

 



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