東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



英文字の印鑑

2012年10月26日 印鑑の文字

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

早いもので、週末、さらに月末に近づいて来ました。
過日、こんなお客様がご来店なさいました。「カナダに娘がホームステイしていて、ホストファミリーに印鑑をギフトで贈りたいのですが。」

八王子にも外国から移り住んで日本で働いている方は大勢いらっしゃいます。時おり、銀行口座を開設するのに必要、と言ってお名前の印鑑をご注文になります。この場合は、英字である必要は無く、近い発音のカタカナで作製することがほとんどです。文字数も少なくてすみます。姓か、下のお名前で文字数が少ない方でお受けしています。

今回のお客様のように、使う方が本国暮らしの外国人の方の場合には、カタカナは通じません。英字(アルファベット)でないと理解していただけません。3本のご注文のなかで、7文字が2本、1本は9文字でした。漢字の9文字ではないので1文字を縦長に入れれば何とかなるかな、と思って仕事を受けさせていただきました。小判型(楕円形)の印鑑にするか、丸型の印鑑を使用して、ハイフン入りで2行にするか、考えました。

文字入れをしてみたら、小判型の印鑑を横にして(通常は縦長に使用)9文字をいれることができました。今後の注文時にサンプルがあったほうがいいかと思い、試作品を彫りました。試作品は6文字なので筆記体が可能でしたが、9文字のお客さまはブロック体で収めました。

お値段は、つげ材(木製)の場合で、6文字まで2500円、7文字以上3000円です。別途で印鑑ケースは100円から950円くらいまでがオススメです。


▲刻字は「Chieko」です。文字が細いので外枠はやや太めに作りました。
下の絵は柳と川の流れです。印箋(印を捺す専門用紙)にある絵です。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

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