書体見本

四代目店主から書体選びのアドバイス

印鑑はお客様の分身です。お客様らしさがよく現れている書体がベストです。
ご自分の感覚にあった書体をどうぞ。
実印や銀行印で迷っている方には、小篆をお勧めします。
仕事印ならば他の人にも判読できる必要性から古印体、または行書をお勧めします。

★彫刻の前に、印稿(仕上がりのラフデザイン)をご希望のお客様には、メールまたはFAXでお送り致します。OKのお返事をいただいてから彫ります。
印稿のお値段:1作品まで無料、2作品目から税込3300円(姓またはお名前)、 税込5500円(姓名とも)がご請求になります。

篆書 – 小篆(しょうてん)
楽善堂のお勧め。秦の始皇帝が統一した書体。流麗な線質で、横画の強さ(太くてやや上ぞりの線)・縦画の鋭さ(送筆部分の細さ、終筆部分の尖った表現)が特徴。
篆書 – 印篆(いんてん)
直線・直角の作風。質実剛健。男性にお勧め。
篆書 – 細字篆書(てんしょ)
9種の丸判の中で、唯一外枠が太い。落として欠けにくい。明るくさっぱりとした作風。細字篆書の中にも、小篆、印篆がある。下記の2作品は、やや小篆風の作品。
古印体
判読しやすい印(いん)が好きな方に。中国ではなく日本の寺院で誕生した。文字の交差部に墨溜まりを持つ書体。
吉相体
とにかく縁起を担ぐ方にお勧め。井上、山下といった字画の少ない字もバランスがとれます。
楷書
横画は右肩上がり。崩しのない、基本に忠実の方にお勧め。横画を細く、縦画を太く書く。
行書
女性にお勧め。気脈の通じた筆使い、優しさを表現。
草書
マニアック好み。判読しにくいが、漢字の長い歴史、奥深さを感じさせる。
隷書
小篆を安易に書くために生まれた書体。横長でどっしり。中華料理店でよく見かける。