東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



データー印(日付ゴム印)のオビ構成

2017年06月09日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、4年前に書いた私のブログ記事を読んで、メールでお問い合わせがあり、データー印のオビ(回転可能なゴムのベルト)の配列順を変えて欲しい、というご希望が書いてありました。下記のC型を、左端に日にち、中央に英語で月(JUNE)、右端が2017の西暦年にしてほしいとのこと、既製のオビ配列C型だと左端にJUNEが来ているので、月と日にちを入れ替える必要があります。このデーター印を作製しているメーカー、サンビー社に問い合わせたら、「数が少ないならサービスで対応しますよ」と担当の営業マンが言ってくれました。

 

データー印は、ゴム印の中央に年月日が表示されて、上下には社名や、「領収」「受付」などの文字がはいるスタイルのゴム印です。年月日の帯はベルトの回転式で自由に数字を変えられます。


オビの構成に5種類あり、西暦や月の英語表記(JAN、FEB)が入るものもあります。
 A型・・・平成の年と、略西暦(2017⇒’17)に月日を表示
 S型・・・平成の年のみで略西暦はなし。月日を表示
 CR型・・西暦の4ケタに月日を表示
 C型・・・左端に月の英語表記、日にち、右端に4ケタの西暦を表示
 T型・・・平成の年と略西暦(2017⇒’17)、月日、右端に時間を24時制で表示。

平成の年と略西暦は1つのベルトに入っていますが、A型は2本のベルト、S型は1本のベルトです。S型は平成35年までの使用ですが、A型なら左端のベルトが、’1、’2、1から9までの数字なので、平成99年まで理論上は使えます。実質はそれまでにベルトのゴムに寿命が来ます。

▲テクノタッチデーター(データー印)のオビ構成です。サンビー社が多くのオビ構成の種類を出しています。


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