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先日、珍しいご注文をいただきました。象牙の印鑑(正式には印章という)を2本お預かりして、2本とも現状と同じお名前に彫り直す(リフォームする)ご注文です。印鑑リフォームはたいていの場合、ご結婚して姓が変わったので、旧姓⇒新姓に彫り直す、または亡くなったおじい様、おばあ様の形見の象牙印鑑をお孫さんの実印に彫り直す、ということが多い例です。
今回はお客様ご自身が現状使っている象牙印鑑がお気に入らず、実印、銀行印とも刻字は同じで書体、作風を変えて作って下さい、のご希望です。銀行印の書体は、吉相体(きっそうたい)⇒行書への変更、実印に関しては文字は同じで吉相体⇒吉相体 への変更です。お話をよくいただいて、現状の作風へのご不満点をお聞きしました。パソコンをお使いにならない方で、メールでの添付ができないので印稿(仕上がりのデザイン)を郵送することにしました。
印稿(仕上がりのデザイン)を彫る前にお客様に見ていただくことは、リフォームの場合には特に大切にしています。お客様からのお預かりの印材(印鑑の材料)に彫ってしまってから、お客様がお気に入らない、を防ぐためです。今回の仕事、印稿への変更ご希望が出た場合は、丁寧にご希望を伺うつもりでおります。

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