東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



アイルランドから象牙印鑑の注文

2016年03月18日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

アイルランドのお客様から象牙の実印のご注文があり、今日、日本郵便のEMS(国際スピード郵便物)で発送しました。受注時にアイルランドまで別途1500円の送料がかかることをお伝えしたら、ご了解がいただけました。

英語版のホームページを見て注文が来ました。文字を入力すれば発注できるシステムにはなっていますが、日本に住む外国人の方を対象に作ったので、日本円の価格設定です。初めに、メールで問い合わせが来て、その後、多くの質問に英語で対応して注文内容が決定、制作、発送となりました。今日、送り状をメールに添付して送りましたが、24回のメールやり取りがありました。店頭で対応、接客をしているような流れでした。

「小判型(楕円形)の印鑑と、丸形の違いは?」「行書と篆書の印稿(ラフデザイン)が見たい」などのご質問、ご希望がありました。最終的に丸形の極上象牙に4文字彫刻、28500円をご注文になりました。ユーロで価格設定して、225ユーロをPayPal(ペイパル、国際的にカード決済を代行してくれる会社)に支払っていただきました。

アイルランドのお客様がおっしゃるには、仕事で使うことは無いと思うが、自分のアイデンティティとして印鑑を所有していたい、自分のオリジン、起源を思い出させてくれるものとして所有していたい、とメールに書いてありました。ハーフの方でご両親のどちらかが日本人です。

大げさな言い方ですが、日本の文化を輸出できた、と思いました。



▲ケース付の目無し極上象牙印鑑です。小判型は\19500(税込)です。


▲象牙の中ランクと極上の違いです。
左は中ランク、右は筋、網目の無い中心部から採取された極上です。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html




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