東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



アクリル材印鑑のリフォーム

2021年09月11日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日、九州のお客様から綺麗なピンク色のアクリル材印鑑のリフォームのご注文をいただきました。お客様にとって、印鑑の素材が何なのか?不明のことも多いようです。はじめ、お電話でお問い合わせがあり、「ピンク色の印鑑」とおっしゃいました。可能性としては、アクリル材もありますが、瑪瑙(メノウ)の場合もあります。

 レターパックで送られて来て開けさせていただいたら、アクリル材でした。アクリル材は、材質そのものは、つげの木に比べれば柔らかい材質ですが、カラーのバリエーションは多くあります。今回のお客様の印材はピンク色でした。ご希望は「斜めに書いて判読しやすい書体」でした。当初のご希望は古印体(こいんたい)でしたが、その後のメールで行書のご希望も出てきました。私から「古印体は既製の印鑑にもあるので、行書をお薦めします。」と返信、印稿(仕上がりのラフデザイン)を起こしてお送りしたら、お気に入っていただけました。

 今回のお客様は斜めに書いた文字の印鑑がお好きの方のようでした。書体、文字並びとも、ご希望通りにつくらせていただき、私としても職人冥利でした。

当店のあるアクリル材の印鑑です。6色あり、右からミルキー・パープル・
ローズ・イエロー・グリーン・ブルー です。


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