──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
寒さが本番になりました。例年よりも寒くなるのが早いようです。
データー印といって、主に円形のゴム印で中心に年月日を印字できるゴム印があります。「平成26年の「年」部分が印字できないので、直してほしい」というお客様が数件ありました。年初は大抵このような需要があります。
年月日の部分はベルト式になっていて、日にちなどが変わればゴムベルトを回転させて新しい日にちを出します。年の部分は昔は1連ベルトだけでしたが、現在は2連ベルトで平成26年の「2」「6」が分かれています。このスタイルだと平成99年まで理論上は使えます。その前にゴムのベルトに寿命が来てしまいますが。
ゴムベルトに寿命が来たり、新しい年が印字できなくなったら、データー印の本体そのものを交換しないでも、カートリッジ(ベルト部分だけのパーツ)を交換すれば使えるようになります。本体を分解して新カートリッジに交換するので、半日または1日お時間をいただいて、対応しています。
▲データー印の器具と、押し型の見本です。
▲左から本体器具、カートリッジ(750円より)、プラケース、です。
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