東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



別注サイズの印鑑ケース

2011年08月18日 印鑑関連商品

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

猛暑が続きます。店の2階の部屋(両親の居室)は、夕方5時過ぎで37度の気温と、母から話がありました。

先日、印鑑ケースで別注サイズのものが欲しいのだが、というお問い合わせがありました。収納する印材は75ミリの長さ、印面は丸型でなく小判型というお話でした。このお客様、数軒の印判店に問い合わせたが、別注サイズの印鑑ケースは受注していない、と言われたとのことでした。

印鑑の業界、別注サイズの1点ものを作るのは割と小回りが利きます。印鑑本体(印材)もケースもです。ただ、1週間弱の日数をいただいてのことにはなりますが。今は、印鑑の長さは60ミリがほとんど主流になりました。ただ、これよりも長い、75ミリ、90ミリといった印鑑もあります。反対に短いサイズだと、45ミリ、36ミリもあります。中国産の印材だとこれの間のサイズも見たことがありました。60ミリよりも長い印材の場合、通常だと少し長めの皮製の袋に入れれば収納だけは可能です。
今回のお客さんのようにきちんとした、金枠のついた、ぱっちんと音がして閉められるケースだと一点物で作成することになります。

出来上がっている商品を売るだけでなく。お客様と店主との話し合いの中から1点物を作成していく、そんな商品が値打ちあるものと思います。


▲サイズは定番の60ミリ印鑑を入れるケースでも金枠や、
内張りの布の色、模様を変えることで一点物のケースが作れます。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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