東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



印鑑の素材(木製 1)

2008年11月29日 印鑑の素材


──── 八王子で印鑑を作り続けて100年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

印鑑の素材で、木製の材料についてお話してみたいと思います。
柘植(つげ)がほとんどですが、ここ20年くらい、多くの木製新素材が出てきました。
といのは、ワシントン条約により象牙の輸入が大幅に制限されて他の素材が木製だけでなく開発されたからです。

木製印材の特徴は何と言っても、木のぬくもりと和風の味わいです。
手に持った感触も象牙や水牛に比べて軽い感触です。柘植はニス塗りがしてあるので
指の汗ははじきますが、その他の印材は指の汗も吸い取ってくれます。指になじんで
すべってしまう感覚はありません。

下の写真、上段、左からブライヤー(万年筆の軸にも使う)・ひのき(表札にも使い、いい香りがする)・黒檀・杉(花粉症の心配はありません)・アグニ(赤くて硬い素材)

下段、左から かりん・朴(ほお)の木・彩樺(樺の木)の茶・彩樺の黒・柘植(つげ)  です。

お値段的にも割安なので、木目調がお好きな方、動物の角や牙が苦手な方にはオススメの
印鑑材料です。


▲木製印鑑素材のいろいろ。これで10種。

楽善堂のホームページ
https://rakuzendo.com


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