東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



国立演芸場に

2010年07月20日 店長のプライベート

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

昨日7月19日、海の日、朝から暑い一日でした。大学生の、長女と次女は授業や前期の試験中のために行けませんでしたが、中三の息子とカミサン、私の3人で国立劇場と国立演芸場に出掛けました。国立劇場の方は、ここ7〜8年、ファミリー行事の定番になっている、「親子歌舞伎教室」でした。今までずっと5人で揃って出掛けましたが今回のみ3人になった次第です。

私にとっても初めてだったのが国立演芸場です(写真)。国立劇場の同じ敷地内にあり、国立劇場の出口から歩いて2〜3分で行けます。前から1度は中に入ってみたいと思っていましたが、小さな夢が叶いました。

八王子市に在住の六代目、柳家小さん師匠の後援会に私が入会しているため、事前に師匠の出番があることが葉書の案内で分かっていました。七月中席(なかせき、11日から20までの中旬の興行)のトリ(最後の出番)が小さん師匠でした。30分くらいの古典落語の話で聞き答えのある話でした。『真っ二つ』という演目で、神田司町の古道具屋、甚平が商売繁盛の祈願に成田山新勝寺に参詣、その帰り道に弁当を食べるのに場所を借りた百姓家で「魚切り丸」という名薙刀(なぎなた)を見つけるという話です。池に落とした薙刀で池の鯉が真っ二つになる切れ味でした。百姓家の夫婦、古道具屋の甚平の人物描写に小さん師匠の力量が出ていました。薙刀を売買ということになり、貨幣の単位で両(現在の円)と、分(ぶ、1両の四分の一)を、甚平と百姓家の夫婦が思い込みで間違えている、このあたりが話を面白くしています。

家族で、日本の古典芸能の世界に遊べた1日でした。


▲国立演芸場の入り口です。



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