東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



在日外国人の印鑑登録

2016年01月16日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、奥様がフィリピンの方のご夫婦が実印のご注文に見えました。ご主人は日本人の方で奥さんの実印を作りたい、というご希望です。私がまず迷ったのは、下の名前(ファーストネーム)をカタカナ表記か、アルファベット表記か、です。お客様をお待たせしながら、八王子市役所の市民課に電話で相談しました。結果、カタカナ表記でも印鑑登録を受け付けてくれることが分かりました。ご主人としては、漢字の苗字の後に、カタカナ表記を入れた実印を作って差し上げたいようでした。

市役所で教えていただいた印鑑登録の要点は以下のとおりです。
1. 印鑑登録しようとする外国人の方が市の住民票に登録されていること。
2. 基本的には住民票(または在留カード)と同じ表記
   ※ 在留カード。法務省入国管理局が発行するカード、日本人と結婚している方、日本企業にお勤めの方、留学生の方、などに交付される。
3. アルファベットでなく、カタカナの表記も可能
★この場合、印鑑登録をする前に「カタカナ登録」の手続きを行なう。
4. 日本での通称名(住民票に記載されている場合のみ)は、使用可能。
5. 漢字文化圏の外国人(中国人、韓国人の方)の場合、「カタカナ登録」は不可。漢字またはアルファベット表記で登録する。

「実印を作って、市役所で登録しようとしたら、できなかった。」このシナリオは職商人(しょくあきんど)として、ぜひ、接客の段階で食い止めて、登録可能のご提案をしたいものです。



▲八王子市役所の市民課窓口でいただいた、「在留カード」についての説明文章です。
日本で生活する外国人のみなさんへ、と文頭に書いてあります。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html




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