東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



外国人旅行者への象牙印鑑

2009年11月21日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

朝晩は冷え込みますが、日中は暖かく店の暖房は一時的にOFFにしています。
前回のブログで書いた、象牙印鑑の仕入れと販売の報告、記載台帳への記入を完成して関東経済産業局へ発送しました。

関東経済局から送付された資料の中に、接客時に「うっかりしてしまいそうだ。」と思った内容のことがありました。外国人旅行者への象牙印鑑の販売です。日本からの持ち出しが認められていません。(例外的に、1975年(昭和50年)7月1日以前に輸入されたことが証明できる書類があれば承認される、と書いてありました)せっかく象牙印鑑を作成しても、出国手続き時にもし取り上げられたとしたら、ご本人はとてもいやな思いをされます。

うちの店では、しばしば外国人のお客さまもお見えになりますが、八王子で飲食関係の店を開店して、スタンプや名刺を作成する、というケースがほとんどです。しかし、日本人のお客様がお見えになり、友人の外国人に象牙の印鑑をギフトにしたい、こんなケースがうっかり注文をうけて作ってしまいそうです。漢字の当て字にしても、彫刻の文字で外国人の方とわかりますから、気をつけたいと思います。


▲店頭で象牙の実印の棚に貼ってある、英文注意書きです。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com





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