東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



夜光貝に文字を彫刻

2017年12月02日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先月、沖縄の石垣島で夜光貝職人をなさっている笹森さんから、「夜光貝に文字を彫って欲しいけれど。」というお問い合わせをいただきました。「彫れるかどうか、印刀(いんとう)をいれていないと分からないので、夜光貝を送って下さい。」とお返事しました。仮に刃物が入って彫れても、文字が残らずにポロポロと粉のように落ちてしまわないか?が心配でした。

 

 さすがに夜光貝の職人さんでした。印面(文字を彫る部分)を平面にきちんと整えて、輪郭も側面に対して直角に作ってあったので、外枠も印字できる形状でした。印面のサイズも15ミリくらいで、はんこ向きの直径でした。通常の印材は正円(せいえん)ですが、やや楕円形になっていて、自然の貝の輪郭線です。

 

インスタグラムで私の彫った作品をアップしてくれましたので、紹介させていただきます。「ワイズ スタジオ」というお店の名前です。(貝の印鑑は上から2段目の左端です) 新居を構えて、来年の3月に新店舗を開店の予定とのことです。きっと、お洒落な夜光貝のお店が出来上がることと思います。

 

https://www.instagram.com/yukio.sasamori/

 

 

▲夜光貝の断面に文字を彫りました。

お店の名前、「ワイズスタジオ」です。

 

 

▲夜光貝の側面部分です。綺麗な模様があります。



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