東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



小学生の石印彫刻教室に

2011年01月14日 徒然(つれづれ)なるままに・・・

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

昨日、13日(木)石印彫刻教室に行きました。小学校の6年生に石印の彫り方を教えました。東京都職業能力開発協会が主催するイベントで、『人づくり・ものづくりフェア東京』というものです。東京都印章技能士会(はんこ職人で技能士の資格のある人の集まり)に私も入っていて、昨年からお手伝いの要請が来ていました。会場はJR浜松町駅から徒歩5分くらいのところ、午前9:30に集合が掛かったので、店を開けるのはカミサンに任せて朝7:30前に自宅を出ました。

広い会場には、37の展示ブースがあり、石印彫刻のほかにも体験できるものとして、ネイルアート、ポーチ作り、扇子入れ作り、和本作り教室などなどがありました。即売コーナーでは、洋裁技能士会さんがTシャツや帽子、寝具技能士会さんが座布団を売ったりという具合です。

小学生の石印の彫刻体験は、下の名前の1文字を事前に書いたものがあり、当日は鉄筆で小学生が文字の部分を彫りました。初めての体験だったと思いますが、興味津々、明るい表情でみんがチャレンジしていました。私たちは先生というよりも助手で4〜5人の小学生を担当して近くに居てあげて、分からないことがあったら教えてあげるというスタイルです。朱文(文字を残して彫る、通常の印鑑はこの彫り方)でなく、白文(文字を彫る)なので、線質が太くないと見映えがしません。細い線の箇所を太くするアドバイスなどをさせてもらいました。

明るい小学生の中に居て楽しい雰囲気の中、大きな元気をもらいました。


▲会場で石印を熱心に彫刻する小学生たちです。
立っているのは印鑑職人の技能士です。


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