営業時間 月〜土曜 9:00〜18:00(第4土・祝日・日曜 休)
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先日ご来店のお客様は、リフォーム(彫り直し)のために、つげ材の印鑑をお持込みになりました。もう40年程前のことですが、印鑑彫刻、技術取得の修行時代、師匠からは「象牙、水牛までは受けてもよいが、つげは受けないように。」と言われていました。面訂(めんてい、彫刻面を再彫刻できるよう平面にすること)しても、まだ、文字の跡が残っていたり、使用頻度が激しかった場合は朱肉を吸い上げて、彫刻面に朱の油が残って乾燥していないからです。彫ってもカリカリ行かずにボソボソ感があり、ある意味、職人泣かせでもあります。
私の店では、つげ材、または広い意味では木製の印鑑でもリフォームはお受けしています。受ける時に「朱肉の油が彫刻面に残っていて新品よりも朱肉の乗りが少し悪いですが。」とお伝えしています。木製印鑑のリフォームお値段は新規材料と同じ場合もあります。しかし、お客様としては長く使って来られた印鑑への思い入れ、記念の印鑑、としてのお考えがあるからだと思っております。リフォームのお値段は、つげ材、木製印鑑の場合、直径12ミリ以下(姓またはお名前彫刻)で5,050円(税込)です。
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