東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



翡翠印鑑を原石から作る

2024年11月23日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 東京都町田市からお見えのお客様から翡翠の原石を2個お預かりして、印鑑(正式には印章)を作りました。品川区にある翡翠原石館でお求めになったとのことでした。山梨県、甲府市にある問屋に問い合わせたら原石から印材(印鑑の材料)を作ることは可能とのこと、まず見積もりを取ってお客様にお伝えして受注をしました。文字彫刻料金は別ですが、印材に加工するまで1本で9,350円(税込)です。

 印材は印鑑ケースに収納できた方がよいので、長さは60ミリに指定して加工してもらいました。印面(彫刻面)は、原石のサイズ次第ですが、上手くカットができて直径18ミリと1辺が18ミリの正方形の印材を作成することができました。

 文字彫刻は1文字、10,600円(税込)でお受けしました。翡翠は硬い材料なので水晶に比べて彫刻料金がお高くなります。同じ大きさで水晶の場合だと1文字6,600円(税込)で作れます。彫る前に印稿(仕上がりのデザイン)をお客様にメールでお送りして作品の内容をご確認いただきました。 仕上がって来て、ご来店いただいたお客様は、仕上がりの翡翠印材、文字共にご満足いただけました。

 翡翠原石館のホームページです。日本で唯一の翡翠専門博物館です。
https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/hisuigensekikan/

▲加工する前の翡翠原石です。左の原石は正方形の印鑑になりました。
▲加工後、印材になった翡翠です。綺麗に磨きも掛かりました。


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