東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



草書の印を横須賀より

2013年04月12日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日ご来店のお客様で、「草書の認印を作って下さい」という方がありました。「ブログを見てお宅の草書が綺麗だったから。」とおっしゃいました。

まだ独身に見えるお若い女性の方で横須賀にお住まいの方でした。このお客様はまず、仕事用に草書の認印、というご希望がありネットで検索、数件のはんこ屋さんの草書の印影を見て、私がブログで紹介していた草書に目に留まりご来店いただきました。
接客の時間は30分くらいかかりました。通常は印鑑の素材(印材)を選ぶところから始めますが、この方の場合は“草書”ありき、だったので、辞書でいくつかの草書を見ていただきながらこちらからも提案、どの文字にするかを決めました。

まず、業界で出ている「常用漢字印章字林」、次に「五體字類」(西東書房、刊行)を見ていただきました。「五體字類」にあった草書を印鑑に納まり易い様に変えます、といってお受けしました。「五體字類」にある文字は半紙に書けば丁度よくても、印鑑にはそのままでは入らない、ということがままあります。

印稿(仕上がりのラフデザイン)をメールの添付で送り、ご納得をいただけました。今日、彫り上げて発送の予定です。


ご来店のきっかけになった草書の作品です。
印文は「田島」さんです。
2008年、9月ごろの作品、この頃は同じ姓の田島さんで
多くの書体の紹介をしていました。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com






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