東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



落款印のお客様

2011年12月13日 印鑑関連商品

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、横浜のお客様から落款印のご注文をいただきました。俳句を書いた短冊の下に捺されるというお話でした。寸法は、12ミリの角をご提案いたしました。落款印やビジネスで使用する正方形の角印などは、押捺する用紙の大きさによって、ご提案する寸法が違ってきます。絵手紙のはがき寸法なら、9ミリ角、10.5ミリ角程度ですし、感謝状や表彰状に捺すのなら、30ミリ角くらい、といった具合です。

このお客様は下のお名前(本名)を彫刻することになりました。場合によっては雅号を彫ることもあります。2本のご注文の場合、1本は雅号で朱文(文字を残して彫る彫り方)、もう1本は本名の下のお名前を白文(文字部分を彫る彫り方)にします。1本だけでしたら朱文でも白文でもお好みです。実用印(実印や銀行印など)には白文はありません。白文は落款印らしい作風を見せます。

実印や銀行印と違って、落款印は必須のものではありませんが、落成した作品をさらに引き立たせる役目を持っています。印の職人としてそのお手伝いができればと思っています。


▲落款印の印影です。最左列から縦2列が白文、
左から3列目が朱文になります。
右下にあるように円形、竹印(右から2列目最下段)もあります。



▲12ミリ角の落款印(本つげ製)?5400です。布製の印箱付きで?6000になります。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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