東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



阿修羅展

2009年05月19日 店長のプライベート

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

一昨日の日曜日、ファミリーで「阿修羅展」を見に行きました。場所は上野の東京国立博物館、平成館です。家族の希望で八王子から自家用車で出かけました。中学生以上のファミリー5人だと、電車を利用するより、駐車代金を入れても車の方が安く上がります。

国宝「阿修羅像」(奈良、興福寺蔵を特別移転展示)は、リアルなお顔立ちでした。奈良時代の人にお会いできた、という感想です。正式には、人でなく“八部衆”といって仏教の守護神です。三つのお顔のうち、正面は眉間を寄せて少し憂いを心に持っているような表情です。三人が背中を合わせているので、六本の腕は各人のものかと、六本の手の親指の位置を確かめたら、合掌をしていない四本は、右後ろと左後ろの阿修羅の腕ではありませんでした。正面の阿修羅が右手三本、左手三本を持っている、という制作です。正面の阿修羅がまず、万歳の仕草をしてその後、合掌をしようとして腕が前に動いて来た、この動きを3枚の写真でカメラに収めた、こんな筋書きを勝手に考えました。

人ごみの中ではありましたが、阿修羅をはじめ、興福寺の多くの仏像と対話ができた1日でした。(6月7日(日)まで開催中)


▲正面入り口の看板。入館するまで30待ちとプラカードがあったが、(午後4時過ぎ)15分程で入れた。

阿修羅展の公式ホームページhttp://www.asahi.com/ashura/

八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com





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