東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



100円札の言われ

2010年10月05日 徒然(つれづれ)なるままに・・・

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今日は朝から小雨の天気です。傘が要るような、要らないような程度の降りです。
前回のブログ『釣銭を間違えてしまった』を読んで、ご来店いただいたお客さまがありました。「100円札なんて、よく持っていたね。」とおっしゃいました。ブログの写真に100円札が写っていました。

100円札は、昭和の昔から保持したものでなく、2年ほど前に、ある必要から古銭ショップで買い求めたものでした。その時は新札で、年賀状のように紙幣の番号が通し番号になっていました。7月に千葉県の成田市で祇園祭りが行なわれ、山車が狭い参道を昇って行きます。参道沿いの店の2階の部屋から、釣竿に紙幣を付けて、山車の屋根方(屋根にいる人)にご祝儀に取ってもらう、慣わしがあります。銀行に勤めている友人に聞いたら「100円札もまだ流通紙幣だよ」と教えられ、まだ世の中で通用することを確認しておきました。

以前から釣竿でのご祝儀付けがあるのを知っていたので、2年前に行く時に1000円札を1枚つけるよりも、100円札を5枚付けた方が格好がいいや、で用意しました。当時、130円で100円札を買った記憶があります。また、このご祝儀付けを何回やっても、費用があまりかさみません。屋根方の人は目を凝らして「ん、外国の金か?」のような顔つきで100円札を取ってくれていました。

写真でその他の紙幣は古銭ショップで買ったのでなく、以前から私が大事に保持していたものです。


▲旧紙幣のいろいろ。上から100円札、500円札、2代前の1000円札、
1代前の1000円札です。ためしに100円札をコンビニで出したら
受け取ってくれました。



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