──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
このところ、猛暑、熱帯夜です。今朝起きたら6時前で部屋の温度、30度でした。
印鑑彫刻の技術を教えてくれた師匠が他界しました。亡くなったのは8日で、一昨日11日がお通夜、昨日が告別式でした。両方とも参列、昨日は収骨までさせていただきました。
葬儀の場所は、両国の回向院、師匠の店から歩いて2〜3分のお寺です。14人の内弟子をはじめ、講習会当時の講習生、たくさんの業界人が焼香に訪れました。
小川 政一(瑞雲)先生、印鑑の業界、特に技術者、職人の世界では全国的に名の知れた師匠でした。内弟子も熊本、姫路、京都などから東京の両国に技術習得に来ていたことからもよくわかります。私は23歳から26歳まで約3年、師匠の店でお世話になりました。仕事を離れては、酒を飲みに連れて行ってくれる温厚な師匠でしたが、仕事に関しては一徹で厳しい人でした。口癖で「おまえが私のレベルに達するまでは文句を言い続けるからな」と言っていました。師匠のレベルの足元に及ばないで、八王子に帰って来ましたが、分からないことがあると、電話で聞いて教えてもらったり、師匠からファックスで書いたものの字を送ってもらったりもありました。
享年、87歳。旅立った先の天国でゆっくり休んでいただきたいと思います。
▲師匠の葬儀の場所、諸宗山回向院の境内です。
猛暑の中、黒の喪服で業界人が集まりました。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com
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