──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
一昨日の7日(水)は立冬でした。暦の上では“冬”ですが、昼間はまだ暖かさを感じる気温です。当店は南向きの店なので午前10時過ぎにはエアコンヒーターを止められます。
時おり、外国人の方のお名前を彫ることがあります。銀行口座開設に必要なので、という場合がほとんどです。銀行印を作ったはいいが、もし銀行さんで受け付けてくれないと意味が無いと思い、月掛け預金に来てくれる信用金庫の営業の人に聞いてみたら「手前どもでは、とくに決まりはありません。」との返事でした。他行さんでは違うかもしれませんと追加説明がありました。
ついでにもし印鑑登録、ということのなった場合はどうだろうか?と、八王子の市役所に問い合わせをしてみました。下記をFAXで送ってくれました。八王子市の場合、9000人以上の外国人の方が住民登録をしています(人口は約56万人のうちで)。印鑑登録の必要が出てきてご来店いただいた時に、私も知識を持っていた方がいいと思いました。
登録できない印鑑として意外だったのは、姓(ファミリーネーム)と名前(ファーストネーム)の頭文字だけを組み合わせた印鑑は、不可という点です。スミス ジョンさんの場合、『J.S』という印鑑の文字では不可です。面白いことに、姓か名前の頭文字1文字なら登録できます。例、『S』または『J』なら可能。カタカナ表記は可能ですが、漢字の当て字にしてしまうと不可になります。
中国や韓国の方の場合、日本名の通称をお持ちの方もあり、例えば通称が『八王子太郎』なら『八王子』、『太郎』という表記も登録が可能です。中国の簡体字、その文字に対応する日本の漢字、どちらも可能です。
印鑑をお客様が作成してしまってから市役所に持っていったら印鑑登録できなかった、というシナリオにならないように、受注の段階で適宜アドヴァイスをさせていただきたいと思います。
▲八王子市役所、市民課の職員さんが
登録できる印鑑、できない印鑑の例を
FAXしてくれました。
左半分は登録できる例、右の半分(白抜き)は
登録できない例です。不可の例で漢字変換の文字は
スミス⇒須美巣になってます。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com
楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com
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