東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



木製の印鑑をリフォーム

2024年03月09日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日ご来店のお客様は、リフォーム(彫り直し)のために、つげ材の印鑑をお持込みになりました。もう40年程前のことですが、印鑑彫刻、技術取得の修行時代、師匠からは「象牙、水牛までは受けてもよいが、つげは受けないように。」と言われていました。面訂(めんてい、彫刻面を再彫刻できるよう平面にすること)しても、まだ、文字の跡が残っていたり、使用頻度が激しかった場合は朱肉を吸い上げて、彫刻面に朱の油が残って乾燥していないからです。彫ってもカリカリ行かずにボソボソ感があり、ある意味、職人泣かせでもあります。

 私の店では、つげ材、または広い意味では木製の印鑑でもリフォームはお受けしています。受ける時に「朱肉の油が彫刻面に残っていて新品よりも朱肉の乗りが少し悪いですが。」とお伝えしています。木製印鑑のリフォームお値段は新規材料と同じ場合もあります。しかし、お客様としては長く使って来られた印鑑への思い入れ、記念の印鑑、としてのお考えがあるからだと思っております。リフォームのお値段は、つげ材、木製印鑑の場合、直径12ミリ以下(姓またはお名前彫刻)で5,050円(税込)です。

▲リフォームするために彫刻面を削ったところです。
平面にはなり彫刻可能ですが、今までの文字の線がまだ残っています。
これが、つげ材の特徴です。
▲一つ上の画像の印材を更に削ると、文字は消えました。
この状態の方がこれから新しい文字を彫って捺した場合、
綺麗に捺せます。
左側は同じ規格の新品印材です。


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