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先日、山口県のお客様から「印鑑のフチ(外枠)を細くしたいけれど」というお問い合わせをいただきました。印鑑リフォームのホームページをご覧になってご相談なさっと思います。初めに作成依頼をされたはんこ屋さんでは「太さはそのくらいのものですよ。」と言われたとのことでした。メールの添付で印影を拝見しましたが、確かに必要以上に太い外枠でした。
外枠を細く仕上げる工賃で1080円のお見積りをお出ししたら、2本の印材の外枠を細くする仕事になりました。他に、別の印材を一度平面にして新規に文字を彫る仕事、新しい印材に彫る仕事、合計4つの仕事になりました。
印鑑の外枠は、基本形は細く仕上げます。荒彫りで太く彫っておき、仕上げの作業時に細くします。印面(紙に当たる部分)は細くても下の部分は太くて丈夫な印鑑、になります。断面図だと、川の土手のように作ります。ほとんどの書体は細枠ですが、唯一、中輪(ちゅうわ)の細字篆書という作風があり、これだけは外枠は太く作ります。現在では正方形の角印にその作風を残しています。戦前から昭和の30年代くらいまでは、丸い印鑑、実印、銀行印なども中輪の細字が主流でした。
下記に細輪の中字篆書、中輪の細字篆書の作品例を出してみます。中輪の細字篆書は文字自体を小さく書くので、明るくさっぱりとした作風になります。
39が細輪の中字篆書、44が中輪の細字篆書です。
右から読んで、青木、島田です。
外枠の補正、文字の補正など、ご相談にのります。お見積りは1080円からで適宜ご希望により変わります。相談だけは無料ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
通常の印鑑リフォーム料金表です。https://inkan-reform.com/price/
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