東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



印鑑彫刻専用の眼鏡

2016年02月19日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

このところ、印鑑を彫る時に線が少しぼやけて見えるようになりました。以前に比べてはっきりと見えません。更に5センチくらい印面(印鑑の彫刻面)からの距離を離すと改善されます。「これは老眼の度合いが進んだのか?」と思い、八王子商店研究会で知り合いの眼鏡屋さん(タカクラメガネ)に、新しい眼鏡を作りに行きました。

今までの眼鏡が+3.0でしたが、+3.5の眼鏡を作りました。ただ、机周りの仕事で印鑑を彫る作業以外は、+3.0の方が都合がよいことが分かったので、今までの眼鏡は使いつつ、印鑑の作業時だけ、新しい眼鏡を使うことにしました。デスクワーク用で遠近両用、蝶番(ちょうつがい)を眼鏡の上端に付けて2枚のレンズで使い分ける方法なども提案してもらいましたが、やはり、印鑑を彫る時に、最高の視力が発揮できることが一番の希望でした。

検眼をして眼鏡の使い方を決めたりするのに、40分くらい掛かりましたが、専門店のプロに相談してよかったと思います。これからの目を使う仕事が楽しみです。

タカクラメガネさんhttp://homepage3.nifty.com/opt_takakura/


▲新しい眼鏡で荒彫り後の仕上げの作業をしています。
左手のあるのは挟み木(印材を挟んで止める道具)です。



▲眼鏡のツルにストラップを付けて、お客様ご来店時にはすぐに
眼鏡を取れるようにしています。眼鏡を下にずらしてお客様を見るのは
無礼だと、師匠から昔言われてました。1メートル以上遠い位置は
裸眼でないとよく見えません。
上の篆額(てんがく)は、日展作家だった篆刻家、内藤香石先生に
昭和40年に刻してもらったものです。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html




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