東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



希少な印材の仕入れ

2016年09月23日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今年のシルバーウィークは例年と違い、雨続きです。昨日は東京、池袋に印材の仕入れに行きました。業界のイベント、「オーダーグッズ・ビジネスショー」が年に一回、この時期に池袋のサンシャインシティ文化会館で開かれます。印材(印鑑の材料)の販売だけでなく、文字に関する商品の紹介、制作するためにマシンの紹介などです。様々なブースが出展しています。ここ10年くらいはウエアプリント、Tシャツの文字入れサービス事業の紹介も出ています。

普段、問屋に依頼して持ってきてもらう印材は注文数のみか、やや選べる程度の数です。今回のようなイベント、展示会だと、数がたくさんある印材の中から自分の眼にかなった印材を仕入れることができます。白水牛(牛の角、白とも言う)の中で、クリーム系の色でしかも半透明、細いストライプ柄が見える印材を選びました。ブースでメーカーの担当者、工場長と話すことができました。白水牛は、100本ある中で、クリーム系の色合いは10本くらい(ライトグレー系が主流)、その中で、細いストライプ柄が出ているのは1本くらいしか見つからない、と言われました。クリーム系の印材を50本ほど出してもらい、その中から10本を選んで仕入れて来ました。希少な印材を仕入れることができました。

また、黒水牛は染色してあるものが大半ですが、染め無しといって、白の模様が出ているものがあります。綺麗な模様柄を選びました。模様の柄が均一、同じ間隔でラインがでていると綺麗に見えます。

当店は、通信販売でなく、対面販売を主に行なっているので、ご来店のお客様に印材を直接見て、指に取って感触を確かめてからお決めいただいています。お客様の選んだ印材に職人の私が彫刻する、こんな販売方法をとっています。


▲仕入れた来た印材です。最上段は白水牛。白水牛は直径のサイズ違いで、ほかに各10本
を2サイズ仕入れました。中段と下段は染め無しの黒水牛です。
下段に1本、黒水牛がないのは、柄が気に入らなかたったので、その場で返品しました。



八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttps://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑https://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html






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