東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



石印材:へマタイト

2020年05月16日 お知らせ

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、リピーターのお客様から「ヘマタイト」の石で印鑑を作って下さい、というご注文をいただきました。ヘマタイト、という種類の石印材(水晶・メノウ・虎目石などの石系の印材)はカタログで見て存在することは知っていましたが、現物を見たことはありませんでした。親しい問屋に電話したら在庫にあるから今日、発送します、とのこと。鏡のように光っていて石、と言うよりも、質感のある金属に近い印材でした。ヘマタイトは下記のような石です。

へ マタイトは和名を「赤鉄鉱(せきてっこう)」と言います。これはこの石が持つ特徴に由来しています。ヘマタイトは見た目がブラックシルバーと言えるような色合いをしていますが、この石を粉末にすると血のような赤い色が見られるのです。

この特徴から和名には「赤鉄鉱(せきてっこう)」と名づけられ、古来でも血液に対してなんらかの良い効果を持っていると信じられていたようです。
《パワーストーン辞典より抜粋させていただきました》

このお客様はヘマタイトがパワーストーンであり、効能までよくご存じでご注文なさったと思います。印材(印鑑の材料)は、定番サイズで直径12ミリ、長さ60ミリなので、印鑑ケースにもちょうどよく収納可能です。印鑑ケースの色は、ヘマタイトが赤鉄鉱なので、赤系が相性がよいのかと思います。

ご注文の時は、彫る前に印稿(仕上がりのラフデザイン)を書いて、お客様にメールお送りしてOKをいただいてから彫ります。

ヘマタイトの印材です(直径は12ミリ)。見た目ではチタン印材のミラータイプのようです。
お値段は、23760円(税込み)、彫刻料金は別途、1文字4900円(税込み)です。
印鑑ケースに入れました。通常の規格に収納できます。ケースは950円(税込み)で24色あります。


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