東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



竹製の印鑑

2017年06月24日 印鑑の素材

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、埼玉県の新座市のお客様から持込みの竹印材に彫刻をする仕事をいただきました。印稿(仕上がりのラフデザイン)をメールの添付で送り、彫刻OKのお返事をいただいてから彫刻しました。

 

竹印(ちくいん)は、実用印(実印や銀行印、仕事印)に使うよりも、趣味の印(書道や日本画の作品に捺す印)として使われます。輪郭がコンパスで書いたような円形でなく、フリーハンドで書いた円形、楕円形、自然が作った丸の輪郭が面白い線を描きます。1ヶ所、内側に入り江のように入り込み部分もあり、これが竹印の特徴と言えます。

 

彫刻料金は1文字、4320円(税込)です。仮に「太郎」さんのように2文字の彫刻ですと、8640円(税込)です。これは、竹の印材をお持ち込みの場合のお値段なので、印材も一緒にご注文お場合は、材料代が別途、540円から1080円ほど、掛かります。使用の用途をお話し下されば、書体や文字の配列などご提案させていただきます。

 

▲これは当店で使用の竹印です。お客様に渡す和封筒の左下に捺しています。この文字は楽善堂の「楽」の旧漢字「樂」です。

▲当店在庫の竹印印材です。中央左側は彫刻済み、使用中の竹印、右側は未彫刻の竹印材です。竹印材の長さは6センチから8センチです。



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