──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
早いもので今日で4月は終わりで、1年の三分の一が過ぎたことになります。
先日、お孫さん4人に“米寿記念”にと印鑑をご注文のご夫婦がいらっしゃいました。印鑑の側面に米寿記念の文字を入れてくれますか、というご希望でした。米寿記念のお祝いの席がご家族であり、その時のお礼に差し上げたいとおっしゃっていました。
印材の側面に文字を入れることを側款(そっかん)と言います。円形の印材よりも主には角材の石印材に入れることが多いです。この場合は彫りあがった日にちや、作者名を入れます。印鑑を捺そうとしたときにアナログ時計でいう9時の位置に入れます。右利きの人が右手で捺せば、9時の位置にある側款の文字が見えるようになるわけです。
携帯ストラップの木札(きふだ)の名入れ彫刻をしているメーカーに依頼して、彫刻と文字に朱の色を入れてもらいました。文字色は黒よりも祝いの内容なので、朱の色にしました。印鑑は、使う方ご本人からのご注文もありますが、このようにギフトとして差し上げる印鑑もかなりあります。今回は、贈り主さまのお気持ちがよくわかるご注文でした。
▲米寿記念の文字入り印鑑です。
文字入れ代金で別途1,000円になります。
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