営業時間 月〜土曜 9:00〜18:00(第4土・祝日・日曜 休)
休日と営業時間外は留守電対応致します
暑中お見舞い申し上げます。
ここ、八王子は都心部よりも暑く、店の二階の部屋はエアコンなしの状態で37.7度です。
先日、川崎市のお客様が貴石印鑑を送って来られて、「中国で求めた翡翠(ひすい)の印材」と書かれていました。今まで見てきた翡翠とは違うようだ、と思いました。初めて拝見する模様の貴石印鑑だったので、貴石だけを彫刻する職人に彫刻を依頼する時に聞いたら「紅縞瑪瑙(べにしまめのう)」と教えてくれました。紅よりも白い部分が多い「紅縞瑪瑙」でした。
このお客様の貴石印鑑は、お父様が買って来られて「この印材は翡翠だよ。」とおっしゃていらしたとのこと、お客様ご本人がそのように思っていらっしゃるならば、あえて「これは翡翠ではありません。」と訂正することもないかな?と当初は少しばかり思いました。しかし、後々になって、他の方から「これは翡翠ではない。」と他の方から指摘されたら、よろしくない、ここは受けた店の責任できちんと正式名称をお伝えするべき、と考え直しました。
印材でなく、文字に関してはお気に入りの印影見本を印鑑と一緒に送って来られて、そのような作風で印稿(仕上がりのデザイン)を書いて彫る前にメールでお送りしました。とても気に入っていただき、喜んでいただけました。商品の納入後、このお客様からお礼のメールもいただき、正式な貴石印鑑の名称についてもお知らせ下さりありがとう、と言っていただきました。
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