東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



ゴム印の文字間をカット

2023年10月20日 お知らせ ゴム印(ラバースタンプ)

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 今まで印鑑についてのリフォーム・彫り直しのブログをずっと書いてきましたが、今回、ゴム印リフォームについてのブログを書いてみたいと思います。お客様からの要望で、1行ゴム印のお名前の間のゴムをカットする仕事を受けました。仕事と言っても、お得意様でこのゴム印は当店で作った物なので、アフターサービスとして、対応させていただきました。  

 このお客様は、ゴム印の押捺時に必要以上に紙に力がかかるため、文字間の平面部分も紙に印字されてしまいます。「軽く捺して下されば。」とまず、お伝えしましたが、「いつものように捺しているだけ。」のお返事でした。ならば、ゴム印の文字間をカットするしかない、と思い、活字部分のみを残して平面な部分をカットしました。ゴム面を見ると、活字以外の箇所は、下にあるスポンジの地色が見えています。力を入れて捺しても不要な部分が紙に付かないのはよいのですが、長く使ってきて、1つの活字だけがぽろっと落ちてしまう心配が若干はあります。この場合は貼り付けるのは無料で対応しようと思っております。

 インターネットの普及で店に出向かなくても便利に買い物ができる時代になりました。ただ、今回のようなリフォームはおそらく、ネットショップでは対応していないと思われます。まず、お客様と打ち合わせ、話し合いをして、どこまでの仕事をしてよいか? など決めていく必要があります。工賃が発生するとしても少額の仕事ですが、ここに路面店の存在理由があります。

▲上段はリフォーム前の押し型、文字間にある平面部分が印字されています。
下段は、文字間のゴムをカットした後の押し型、不要な平面部分は印字されません。
個人名のゴム印のため、部分的に文字を消してあります。
▲真横から見たゴム印です。左⇒分離されたゴム活字
右⇒通常のゴム印スタイル、各ゴム活字は下の平面ゴムでつながっています。
▲今回の仕事のゴム印のサンプル(店頭用)です。上記のような組み合わせ式のゴム印を部分的にカットしてリフォームしました。

    



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