東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



サイズの違う象牙印材に同型印を彫る

2023年07月09日 お知らせ 印鑑リフォーム 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日、こんなご注文がありました。直径15ミリの象牙の印材をお預かりして、そこに直径13.5ミリの印影の文字を彫る仕事です。事前に直径13.5ミリの印影はメールの添付で送られて来ていて(この時は直径は不明)、あとから象牙の印材(直径15ミリ)が送られて来ました。お客様としては、この仕事をまず、受けてくれるのか?を確信したかったようです。

 印鑑リフォームの仕事をネット受注で10年以上やらせていただいて来ましたが、はじめてのご希望内容でした。お客様のご希望は、お気に入りの直径13.5ミリの印鑑を持っていて、次に直径15ミリの象牙の印鑑を近くのはんこ屋で作ったが気に入らない、直径15ミリの印材を彫り直して、直径13.5ミリの作風で作って欲しい、でした。

 当初、メール添付の印影を拝見した時、外枠が欠けていないのに、なぜ彫り直し、リフォームか?と思いました。また、同型印となると現物の印章(印材)がないと、犯罪につながる可能性も少しだけ心配しました。メールのやり取りでは、お客様のご希望が十分わからないので、電話で詳しいことを伺いました。2つの印章の直径サイズが違うこと、現状の印鑑がお気に入らないことも分かり、安心して受注しました。

 彫り直しの印章がお客様のお手元に着いてから、下記のような嬉しいメールをいただきした。

今日、印鑑が届きました。
希望通りに彫りあがっていて、とても満足しています。
手彫りであそこまで繊細に出来るんですね!
感動しました。

彫り直し前の印影も手彫りでした。
気に入ろうと努力しましたが、見れば見るほど荒く、雑に仕上がっているように思えてきて・・・、
楽善堂さんに彫り直しをお願いしたというわけです。

 お客様への返信には「お気に入っていただき職人冥利です。」と書かせていただきました。お客様からのメールは仕事への励みになります。

当店の店内にあるプレートです。新規の象牙印材を受注販売するだけでなく、
お客様の象牙印章をお預かりして彫刻する場合でも、経済産業省、環境省への
正規登録店であることが必要です。



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