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先日、新宿区のお客様からのご注文で、年季のはいった柘植(つげ)製の印判をリフォームしました。送られてきた印判にお手紙があり
「結婚する時に父母が持たせてくれた印鑑ですが、もう50年位以上経ってしまいました。早くに父母を亡くしたので愛着があり是非同じようにリフォームしていただけたら幸いです。」と書いてありました。
リフォームする時に困ったのは、時計の位置で言うと11時から1時のあたりの外枠が磨滅していて、外枠と文字との空き(スペース)がどのくらいあるか?が想像するしかなかったことです。印判の直径はおおよそ、10.5ミリと分かっていたので、広い部分で0.5ミリ弱と見当を付けました。
仕上がって発送する時に、お客様に電話したら「愛着があり、銀行に届けているので今までと同じに使っていきたかった。」とおっしゃいました。
同型印はまず試作品を作り、見比べながら修正、その後に本番の仕事を作る、この流れで作成します。手間と時間のかかる仕事でした。
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