──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
今日は印鑑ケースで、鹿皮のケースのご紹介です。鹿の皮のことを印伝(いんでん)と言います。語源はインドからの伝来で、「印伝」になりました。鹿皮に漆で模様を付けて独特の風合いを出しています。昔は武将の鎧(よろい)、兜(かぶと)の素材にも使われました。頑丈な素材であることが伺われます。
「印伝」、現代は巾着や小物入れなど、和風のものに使われています。印鑑ケースの印伝の柄は、とんぼ(勝ち虫と言われる)や、桜柄、菊柄などがあります。同じ柄でも配色が違うものもあります。“和の心”を象徴した伝統工芸品といってよいでしょう。
現在もケースは金枠(かなわく、外側の金属部分)もよくできていて、ST(セーフティ)ケースになっています。蝶番(ちょうつがい)の部分の両端がとがっていなく、丸くしてあるので、ポケットにいれた印鑑ケースが、ポケットの内側の布に引っ掛かってします、という不具合がありません。
お値段は12ミリ直径までの印鑑を収納できるケースで、1800円(税込み)です。ガマグチ型のケースもあります。こちらもお値段は1800円(税込み)です。
▲印伝ケースのいろいろです。右側はガマグチ型です。
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