東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



印鑑の悪徳商法

2009年06月11日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

今朝、NHKテレビのニュース番組を見ていたら、印鑑の悪徳商法が報じられていました。渋谷の駅近辺で20代から60代くらいまでの女性をねらって、近くのオフィスに連れて行き「疫病神が取り付いている、印鑑を買えば救われる」といったようなことを言って、10万円ほどの印鑑を買わせていたという内容でした。

はっきりお伝えしたいです。印鑑そのものが、人の運命や人生を悪くしたり、よくしたりすることはありません。今回のケースのように印鑑がないから不吉なことが起こることもありません。大切なのは、心も持ち方です。「この薬は必ず頭痛に効く」と思って飲めば効果が現れた、という例があります。「この印鑑が私のこれからの人生を更によくしてくれる」と思うことがポイントで、高価な印鑑を机の中にしまっていることが、人の人生を変えることはありません。

渋谷で印鑑販売をしていた人、同じ職業人として、恥ずかしい思いです。
私は印を売るだけでなく職人でもあるので、彫る時は、今後末永くお客様にこの印を使っていただいて、印がお客様の人生の節目節目で役立って欲しい、そんな思いで作っています。

八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com





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