東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



印鑑(花押印 3)

2009年06月04日 印鑑の文字

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
早いもので、今日から週の後半が始まります。私の店は土曜日は営業なのでちょうど木曜からの3日間が後半です。気持ち的には後半は過ぎるのが速く感じます。

今日は、花押の作風の中で文字というよりもデザイン、絵といってもよいものをご紹介します。別用体(べつようたい)といって、室町末期から戦国時代にかけて流行したものです。文字を極端に簡略化して符号にしたものと、象形化したものがあります。符号のものは禅僧用ともいわれて禅僧が好んで使用しました。象形化したものは、戦国武将の間で流行して、鳥の形をしたものが多く見受けられます。


▲簡略化した符号のような花押。これは沢庵禅師のもの。


▲鳥の形の花押。これは三好政康のもの。


花押印のページhttps://rakuzendo.com/shohin/shohin012.html

八王子 印鑑 楽善堂のホームページ https://rakuzendo.com





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
内容をご確認の上、送信ボタンを押ししてください。