東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る
印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ



山梨スタンプフェアに

2011年06月14日 店舗経営 接客

印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

夏至も来週に迫り、夜7時の閉店時間でもまだほのかに明るい中、シャッターを下ろしています。12日の日曜日、朝7時前に中央線に乗り甲府へ、山梨スタンプフェアに一人で出掛けました。朝の運動ができないので、甲府の駅から会場になった山梨JA会館まで歩きました。案内のパンフには徒歩15分と書いてありましたが、10分ほどで着きました。9:30に会場のところ、9:05頃に現地に着いてしまいました。

今回、出掛けた1番の目的は、在庫で抱えている宝石印材の鑑定をプロの人(社団法人、宝石貴金属協会、主任研究員でした)にお願いすることでした。水晶、メノウ、ラピスラズリの印材を数本持って行きました。鑑定の結果、水晶は天然ものでなく、人工でした。鑑定の方法は下からライトを印材にあてて、その時に印材の上下に偏光レンズを各一枚入れて上から見て、虹のような光が印材のどこに見えるか?でした。天然の水晶は、印材を立てて、頭部と印面に虹が見えて、人工水晶は印材を寝かして側面部分に虹が見えます。

かたまりからの印材の採取方法が違うからだと説明をしてくれました。人工水晶といっても、元は天然水晶を粉末化、その後に3ヶ月から6ヶ月かけて人工の水晶が出来上がると主任研究員さんが話してくれました。パンフをよく見ると、人工水晶でなく「合成水晶」という表現になっていました。「合成水晶は天然と同様の環境で人工的に育成された水晶で物理的、化学的性質は天然水晶と同一」という説明がパンフにありました。

今後の接客で宝石印材の鑑定をお客様から依頼を受けた時は、このような検査機関で調べてもらうのがよいかと思いました。鑑定をして鑑別書まで作成してもらい、4200円でお受けいたします。


▲山梨スタンプフェアの案内パンフです。印鑑のケースも多数出ていました。


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楽善堂の印鑑リフォーム専用ペーhttps://inkan-reform.com





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